「高校野球大阪大会・準々決勝、履正社9-0大産大付」(25日、大阪シティ信用金庫スタジアム) 大阪大会の準々決勝が25日、大阪市の大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、履正社は9-0で大産大付に勝利した。大阪桐蔭は7-3で早稲田摂陵を下し…

 「高校野球大阪大会・準々決勝、履正社9-0大産大付」(25日、大阪シティ信用金庫スタジアム)

 大阪大会の準々決勝が25日、大阪市の大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、履正社は9-0で大産大付に勝利した。大阪桐蔭は7-3で早稲田摂陵を下して4強入りを決めた。両校は27日の準決勝で激突する。

 “完全無欠”の履正社がベスト4に進出した。走攻守の全てに隙は見当たらない。大阪桐蔭との決戦を前に、昨年王者の風格を漂わせて七回コールド勝ちを決めた。

 二回1死一、二塁で重盗を成功させたところから3点先制。計9盗塁と足でかき回して試合の主導権を握った。12安打9得点と打線も好調。多田晃監督(46)は「思い切ってスタートを切ってくれた」とナインを称賛した。

 ここまで計5試合で守備では全33イニング無失点、無失策。攻撃では平均8・6得点を記録して33盗塁と、ノーシードからでも圧巻の試合運びで駒を進めてきた。昨秋府大会決勝では大阪桐蔭に2-3で敗戦。指揮官は「大阪桐蔭は簡単にはいかない。ロースコアの展開に持っていきたい」と力を込めた。