(25日、第106回全国高校野球選手権熊本大会決勝 熊本工6―2熊本国府) 熊本工が背番号10の2年生右腕、山本の踏ん張りで3年ぶりの夏の甲子園出場を決めた。 準決勝までの4試合にすべて先発し、31イニングを2失点。この日も先発マウンドに…

 (25日、第106回全国高校野球選手権熊本大会決勝 熊本工6―2熊本国府)

 熊本工が背番号10の2年生右腕、山本の踏ん張りで3年ぶりの夏の甲子園出場を決めた。

 準決勝までの4試合にすべて先発し、31イニングを2失点。この日も先発マウンドに立つ。序盤に味方打線がリードを奪ってくれたが、四回は3長短打を浴び、危うく大量失点するところだった。

 ベンチに帰って田島監督に疲れを心配されると「そんなことないです。球が抜けただけです」。疲れを表に出さずに向かっていき、優勝を決めたマウンドで跳びはねた。

 エースナンバーを背負う3年生の広永が今大会2回戦の登板で軽い故障を起こし、以降は今大会登板なし。「3年生を絶対に甲子園に連れていきたかった」と山本は力強かった。=リブワーク藤崎台(酒瀬川亮介)