◆大相撲 ▽名古屋場所12日目(25日・ドルフィンズアリーナ) 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が痛恨の4敗目を喫して、優勝戦線から後退した。大関・豊昇龍(立浪)との一番は、もろ差しになって前進。土俵際まで追い込んだが、相手の捨て身の首投げで裏返され…

◆大相撲 ▽名古屋場所12日目(25日・ドルフィンズアリーナ)

 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が痛恨の4敗目を喫して、優勝戦線から後退した。大関・豊昇龍(立浪)との一番は、もろ差しになって前進。土俵際まで追い込んだが、相手の捨て身の首投げで裏返された。支度部屋では厳しい表情で「結果が全てなので」と絞り出した。トップの横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)を追走するためには落とせない一番だったが「目の前の一番に集中していっただけなので、関係ないです」と語った。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「首投げはそう簡単に決まるものではない。タイミングが良かった。琴桜は勝負どころだから出ていった。きょうの負けは仕方がない」と分析。幕内後半戦の高田川審判長(元関脇・安芸乃島)は「立ち合いであまりにもいい形になったので早く出過ぎてしまった。ちょっと待ってつりながら出て行った方が良かった。(豊昇龍の首投げの)タイミングが良かったということ。流れるように投げを食ってしまった。もったいない。落ち着いて取れば良かった。でもやっていることは間違っていない」と話していた。