(25日、第106回全国高校野球選手権石川大会準決勝 小松大谷3―1日本航空石川) 元日の能登半島地震に見舞われながら、今春の選抜大会に出場した日本航空石川が、石川大会準決勝で涙をのんだ。 石川県輪島市のキャンパスは被災。ほかの生徒は東京…

 (25日、第106回全国高校野球選手権石川大会準決勝 小松大谷3―1日本航空石川)

 元日の能登半島地震に見舞われながら、今春の選抜大会に出場した日本航空石川が、石川大会準決勝で涙をのんだ。

 石川県輪島市のキャンパスは被災。ほかの生徒は東京都青梅市で授業を受けるが、野球部は一時山梨県で練習後、春に輪島に戻って夏の大会に備えてきた。

 この日は小松大谷相手に八回まで散発4安打に抑えられた。九回1死から中軸の連打などで1点を返したが1―3で敗れた。主将の宝田一慧(3年)は「『もう1回甲子園に行こう』って言ってきたのに」と悔しさをにじませながら、「色んな人の支えがあってここまで来られた」と話した。=石川県立(小崎瑶太)