途中出場の藤尾が2得点。終わってみれば大量5ゴールを挙げて初戦をモノにした(C)Getty Images 若きサムライが大勝を飾った。 パリ五輪のサッカー男子グループステージの試合が現地時間7月24日(日本時間25日)に行われ、日本…

途中出場の藤尾が2得点。終わってみれば大量5ゴールを挙げて初戦をモノにした(C)Getty Images

 若きサムライが大勝を飾った。

 パリ五輪のサッカー男子グループステージの試合が現地時間7月24日(日本時間25日)に行われ、日本代表はD組初戦となるパラグアイ戦に5-0で勝利した。

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 56年ぶりのメダル獲得を目指す日本がこれ以上ないスタートを切った。19分、斉藤光毅のスルーパスに反応した細谷真大がマイナスに折り返し、パスを受けた三戸舜介が小さなステップからシュート。ゴールネットを揺らして幸先よく日本が先制する。

 その6分後には、パラグアイのワイルダー・ビエラが平河悠への危険なチャージを仕掛け、これがVAR判定に。その後、主審のオンフィールドレビューが行われ、ビエラにレッドカードが提示された。25分で日本が数的優位に立つこととなった。

 10人となったパラグアイに対し、日本は攻勢を仕掛ける。63分に斉藤が相手ペナルティエリア深くまで侵入し折り返す形でクロスを上げると、これをフリーで待ち構えていた三戸がヘディングで押し込み追加点。さらに69分には山本理仁のミドルシュートを決まり3-0。

 直後に日本は3人を入れ替えると、交替で入った藤尾翔太が4点目を挙げる。81分、相手のファウルで得たFKから、頭で合わせネットを揺らした。藤尾はその6分後にも、カウンターからドリブルで持ち込みディフェンスをかわしながらシュートを決め、日本に5点目をもたらしている。

 大量5ゴールを奪いオリンピックの戦いをスタートさせた日本の快勝劇は、もちろん海外でも大きく報じられている。

 スペインメディア『as』では、「最初の15分間、パラグアイは自陣からほとんど出ることができなかった」と試合開始直後より日本が優位に進めたと振り返るとともに、退場者を出し序盤から劣勢に立つことになったパラグアイに対しては、「ライバルのボールさばきで徐々に体力を失った」と綴っている。

 さらに同メディアは、「パラグアイは状況を変えようと意気込んで登場したが、それは続かなかった。一旦力がなくなると、ゴールは容赦なく襲ってきた」と日本の猛攻を伝えている。

 大量点を挙げ、勝ち点3を得るという最高の結果で初戦を終えた日本。今後への期待をさらに膨らませるほど、選手たちのプレーは躍動感にあふれていた。

 同グループのもう1試合は、マリとイスラエルが1―1のドローに終わり、勝ち点3を獲得した日本がグループ首位に立っている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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