(24日、第106回全国高校野球選手権愛知大会準々決勝 東邦7―0大成=七回コールド) 甲子園常連校に七回コールド負けを喫したが、大成はノーシードから8強入りする躍進を見せた。 原動力となったのは主将の山尾修一選手(3年)だ。2歳上の兄・…

 (24日、第106回全国高校野球選手権愛知大会準々決勝 東邦7―0大成=七回コールド)

 甲子園常連校に七回コールド負けを喫したが、大成はノーシードから8強入りする躍進を見せた。

 原動力となったのは主将の山尾修一選手(3年)だ。2歳上の兄・喜一さんの後を追って大成に入学。喜一さんは2年前に主将を務め、2022年の愛知大会で16強入りした。

 主将として山尾選手は兄の代を超える「ベスト8入り」を目標に掲げ、チームを率いた。今大会、山尾選手は自ら2本塁打を放つなど主軸として大きな役割を果たし、5回戦で選抜出場校の豊川を破るなど5勝して目標を達成した。

 この日、東邦を相手に無安打でチームも敗退。それでも試合後、山尾選手は「全てやりきれた。悔いは全くない」と誇らしげな表情だった。(井上昇)