復権を目指すサッカー女子代表「なでしこジャパン」の戦いがスタートする。1次リーグ第1戦(日本時間26日午前0時)で対戦するのは、FIFAランク1位で、23年W杯女王のスペイン代表。銀メダルを獲得した12年ロンドン大会以来の表彰台、そして1…

 復権を目指すサッカー女子代表「なでしこジャパン」の戦いがスタートする。1次リーグ第1戦(日本時間26日午前0時)で対戦するのは、FIFAランク1位で、23年W杯女王のスペイン代表。銀メダルを獲得した12年ロンドン大会以来の表彰台、そして11年W杯以来となる世界の頂点へ、MF谷川萌々子(19)=ローゼンゴード=、MF藤野あおば(20)=日テレ東京V=ら“Z世代”の選手たちがなでしこの歴史を動かす。

◆展望◆

 12年ロンドン大会以来のメダル獲得へ、まずは1次リーグ突破に注力することになる。FIFAランク7位でC組の日本は、1位のスペイン、9位のブラジルと同居する厳しいグループに入った。4チーム中3チームが決勝トーナメント進出が可能なため、突破自体の難易度はそこまで高くないが、8強で強豪との対戦を避けるためにも、36位のナイジェリアから確実に勝利し、スペインとブラジルからも勝ち点を稼ぎたい。

 他の組では開催国フランスやドイツ、米国などがメダル獲得を争うライバルとなる。近年の女子サッカー界は戦術の高度化がトレンドとなっており、池田監督も3バックと4バックを使い分けて戦っていくことを示唆している。相手の戦い方に応じた戦術の選択ができるかがカギとなりそうだ。