阪神の高橋遥人投手(28)が24日、甲子園の1軍練習に参加してシート打撃に登板。支配下復帰後、初めて本拠地のマウンドに立って現状を確かめ、課題を得た。 「ストライクをしっかり取る」ことを意識し、1巡目は野口を遊ゴロ、原口を右飛に。大山は遊…

 阪神の高橋遥人投手(28)が24日、甲子園の1軍練習に参加してシート打撃に登板。支配下復帰後、初めて本拠地のマウンドに立って現状を確かめ、課題を得た。

 「ストライクをしっかり取る」ことを意識し、1巡目は野口を遊ゴロ、原口を右飛に。大山は遊失も佐藤輝を初球の直球で左飛に抑えた。しかし、渡辺には直球を左翼スタンドへ運ばれ、被弾。「真っすぐはまだまだだな」と反省した。

 2巡目は木浪、坂本、島田に安打を浴び、打者10人に1本塁打を含む安打性は4本。カットボール、スライダー、ツーシームも交えた34球で、最速147キロだった。「そんなに悪いボールではなかった」と話した上で、「打たれているのは全部真っすぐだと思う。あそこがファウルになれば」と課題を明かした。

 22年の左肘トミー・ジョン手術、昨年の「左尺骨短縮術」および「左肩関節鏡視下クリーニング術」から1軍復帰を目指すが、「手術したところが、もうちょっと動いてくれたら」と話す。1軍首脳陣の前での登板には「アピールできてないっすよね、全然」と苦笑い。それでも「投げられる姿を見せられた」と前を向いた。得たものを糧に、理想の姿を追い求めていく。