「マイナビオールスターゲーム2024・第2戦、全セ10-16全パ」(24日、神宮球場) ロッテ・佐藤が2001年のペタジーニ(ヤクルト)、19年の近本(阪神)、そしてこの日の近藤に続き球宴史上4人目となる、1試合5安打の活躍で、第2戦のM…

 「マイナビオールスターゲーム2024・第2戦、全セ10-16全パ」(24日、神宮球場)

 ロッテ・佐藤が2001年のペタジーニ(ヤクルト)、19年の近本(阪神)、そしてこの日の近藤に続き球宴史上4人目となる、1試合5安打の活躍で、第2戦のMVPに輝いた。自身の名前が呼ばれると両手を突き上げ「本当にびっくりしてます」と喜びを語った。

 二回の第1打席で左前打を放つとそこから止まらなかった。二塁打、三塁打と立て続けに快音を連発し、四回の時点でサイクル安打に王手をかけた。4打席目以降は「(ホームランを)打てるかなと思いながらいたけど、僕はホームランバッターじゃない。自分のバッティングを心がけました」とさらに2本の二塁打を放ち、栄冠をたぐり寄せた。

 佐藤の活躍もあり、パ・リーグは28安打と打ちまくった。これは01年にセ・リーグが記録していた23安打を塗り替え、球宴1試合最多安打記録となった。さらに2戦合計でも44安打となり、3試合制も含めてシリーズ最多安打となった。

 ロッテの選手としては、1989年の村田兆治以来のMVP。「ロッテの名前が消えるんじゃないかなというところまでさかのぼってしまうところで、入れてよかった」と笑顔を見せた。

 「たくさんいい選手がいる中でMVPを取れて本当に光栄です。これからもっと頑張りたい」と力を込めた佐藤。スタンドからは大音量の「都志也」コールが鳴り響いた。