「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(28日、滋賀ダイハツアリーナ) 「3150FIGHT vol.9」のメインイベントで王者・重岡銀次朗(ワタナベ)に挑戦する1位のペドロ・タドゥラン(フィリピン)が24日、大阪府内のジムで…

 「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(28日、滋賀ダイハツアリーナ)

 「3150FIGHT vol.9」のメインイベントで王者・重岡銀次朗(ワタナベ)に挑戦する1位のペドロ・タドゥラン(フィリピン)が24日、大阪府内のジムで公開練習と記者会見を行った。会見にはトレーナーのカルロス・ペニャロサ氏が同席した。

 63歳のペニャロサ氏は、川島郭志や徳山昌守と日本で激闘を繰り広げた元世界2階級制覇王者ジェリー・ペニャロサ(フィリピン)の実兄。ジェリー以外にも多くのチャンピオンを指導してきた実績があり、来日経験も豊富なベテランだ。

 ペニャロサ氏は銀次朗のボディーショットについて「対策はしっかりやってきた。ボディは徹底的に鍛えてきたので大丈夫」と自信を見せ、攻略に向けて「しっかりと対策練習はしてきた。内容は言えない。秘密だ。試合を楽しみにしておいてくれ」と、秘策の存在をにおわせた。

 タドゥランは現在の体重が「練習前で108ポンド(約48・9キロ)ぐらい。あと3ポンド」だと明かし、「普段も摂生して118ポンド(約53・5キロ)ぐらいをキープしているから減量は全く問題ない」と強調。「勝ったら他団体の王者、オスカル・コラーゾ(プエルトリコ)や(同じ)フィリピン人のメルビン・ジェルサェムと統一戦がしたい」とブチ上げていた。