「マイナビオールスターゲーム2024・第2戦、全セ10-16全パ」(24日、神宮球場) サイクル安打に王手をかけていたロッテの佐藤都志也捕手が球宴タイ記録となる5安打を放ち、MVPを獲得した。 「ホームランバッターじゃないので打てるかなと…

 「マイナビオールスターゲーム2024・第2戦、全セ10-16全パ」(24日、神宮球場)

 サイクル安打に王手をかけていたロッテの佐藤都志也捕手が球宴タイ記録となる5安打を放ち、MVPを獲得した。

 「ホームランバッターじゃないので打てるかなと思っていた。サイクルはならなかったけど、良いバッティングはできました」と佐藤。八回1死の第5打席。ヤクルト・大西との対戦になった中、2球目のストレートを完璧に捉えた。打球は上がらなかったが右翼線を痛烈に破る二塁打。二塁ベース上では思わず悔しげな笑みを浮かべたが、4安打をマーク。さらに「切り替えていこう」と九回にも左中間へ二塁打を放った。

 佐藤は二回の第1打席で左前打を放つと、三回の第2打席では2死一、三塁から左越えの適時二塁打を放った。さらに四回2死一塁の第3打席は右中間を真っ二つに破る適時三塁打を放ち、貴重な追加点をたたき出していた。

 ロッテでは村田兆治以来のMVPとなり「ロッテの名前が消えてしまうくらい長い間とれていなくて、踏みとどまれて良かった」と語った佐藤。東洋大時代に研鑽をつんだ神宮でのMVPに「本当にこの舞台で汗水流してきたこの球場で賞をとれたのは嬉しく思います」と語った。

 敢闘選手賞には5安打をマークした近藤、先制ソロを放った辰己、球宴史上3人目となる満塁弾を放った広島・坂倉が選出された。