(24日、第106回全国高校野球選手権福島大会 学法石川1―8田村、7回コールド) 田村の双子3年生が躍動した。二回、弟で4番の古内侑悟選手はチーム初安打、兄で8番の颯悟選手は先取点につながる右前適時打を放った。 2人で副主将を務めるが、…

 (24日、第106回全国高校野球選手権福島大会 学法石川1―8田村、7回コールド)

 田村の双子3年生が躍動した。二回、弟で4番の古内侑悟選手はチーム初安打、兄で8番の颯悟選手は先取点につながる右前適時打を放った。

 2人で副主将を務めるが、体重は弟の方が20キロ重く、体格も性格も異なる。明るい弟が声で盛り上げ、物静かな兄はチームが緩んだ時に引き締めた。だが、打席に立った時に「やー!」と気合を入れるのは同じ。2人で野球をするのは最後のこの日。コールド負けでも「やり切った」と双子の表情は晴れやかだった。(酒本友紀子)