(24日、第106回全国高校野球選手権佐賀大会決勝 鳥栖工1-2有田工) 有田工が昨夏代表の鳥栖工を「足攻」で逆転、接戦を制した。 1点を追う五回、先頭の1番・丸田が右前打で出塁すると、次打者の初球に二盗。続いてヒットエンドランで三ゴロでも…

(24日、第106回全国高校野球選手権佐賀大会決勝 鳥栖工1-2有田工)

 有田工が昨夏代表の鳥栖工を「足攻」で逆転、接戦を制した。

 1点を追う五回、先頭の1番・丸田が右前打で出塁すると、次打者の初球に二盗。続いてヒットエンドランで三ゴロでも三塁へ進塁。捕逸で本塁を踏んだ。3番・井崎も四球を選ぶと、また二盗。ここで再びエンドランをかけ、4番・山口の右前打で2点目。これが決勝点となった。

 鳥栖工のエース松延は昨夏の甲子園で1年生ながら好投。「好投手だが、わずかに隙があるとすれば捕手」と有田工の梅崎監督。捕手が1年生で経験が浅いと読み、試合前からどんどん足を使うつもりでいた。

 井崎は「捕手の動作に少し機敏さが欠けるという情報はあった」。甲子園でも、スタメン9人全員が使えるという足で、相手を引っかき回す。=みどりの森(酒瀬川亮介)