「高校野球神奈川大会・決勝、東海大相模6-4横浜」(24日、横浜スタジアム) 横浜が東海大相模に逆転で敗れ、2年ぶり21度目となる夏の甲子園出場を逃した。 横浜は2年生主体のチームながら、激戦区の神奈川を勝ち上がった。決勝で激突したのは、…

 「高校野球神奈川大会・決勝、東海大相模6-4横浜」(24日、横浜スタジアム)

 横浜が東海大相模に逆転で敗れ、2年ぶり21度目となる夏の甲子園出場を逃した。

 横浜は2年生主体のチームながら、激戦区の神奈川を勝ち上がった。決勝で激突したのは、同じく2度の夏の甲子園制覇を誇るライバルの東海大相模。初回に椎木の適時二塁打で1点を先制すると、三回には右翼席へ価値あるソロをたたき込んだ。

 中盤までに追いつかれたが、六回に小野の2点適時打で再び勝ち越しに成功した横浜。椎木は七回に三塁打を放ち、2点を追う最終回には中前打を放ってサイクル安打を達成。最後まであきらめない姿勢を示したが、反撃は届かなかった。試合後には「サイクルだと気づいてなかった。今、言われて気づきました」とコメント。自身の快挙よりも甲子園を目指す姿勢がにじんだ。

 横浜2点リードの八回に1死一、二塁のピンチを招いたところで、1年生の池田を投入。最速145キロのストレートをマークしたが、一挙4失点で東海大相模に逆転を許した。

 横浜は今大会、準々決勝で桐光学園を圧倒し、準決勝では古豪の武相を逆転サヨナラ勝ちで下し決勝へと駒を進めていた。チームは昨夏、決勝で慶応相手に涙を飲んだ中、2年連続で夏の聖地にあと一歩、届かなかった。