「大相撲名古屋場所・11日目」(24日、ドルフィンズアリーナ) 十両の取り組みで計4度の物言いがつく珍事が起こった。 志摩ノ海-嘉陽では攻めた志摩ノ海、引いた嘉陽ともに崩れる形。志摩ノ海に軍配が上がったが、物言いの末、同体で取り直しに。取…

 「大相撲名古屋場所・11日目」(24日、ドルフィンズアリーナ)

 十両の取り組みで計4度の物言いがつく珍事が起こった。

 志摩ノ海-嘉陽では攻めた志摩ノ海、引いた嘉陽ともに崩れる形。志摩ノ海に軍配が上がったが、物言いの末、同体で取り直しに。取り直しの一番は志摩ノ海が押し出しで勝利し、5勝6敗とした。

 東白龍-対馬洋は上手投げに出た東白龍と前に出た対馬洋がほぼ同時に崩れた。軍配は対馬洋に上がったが、行司差し違えで東白龍が2勝目を挙げた。

 友風-大奄美では左差しで出た大奄美と右首投げの友風がともに崩れる形に。大奄美に軍配が上がったが、取り直しに。取り直しの一番は大奄美がはたき込みで勝利した。

 剣翔-阿武剋では、土俵際の攻防で軍配は一度は剣翔に上がったが、十両4度目の物言い。軍配差し違えで阿武剋の勝利となった。

 あまりに多い物言いに、館内は騒然。NHKの実況解説も「なんと今日4番目の十両物言いとなりました」、「連鎖するですかね」と驚きの様子だった。