「パリ2024オリンピック」の卓球競技が7月27日から8月10日にかけて行われる。開幕までカウントダウンを迎えているなか、日本勢のメダル獲得には期待が高まっている。今回全種目でメダル獲得を狙う日本女子の前に立ちはだかる各国のライバルたち。そ…
「パリ2024オリンピック」の卓球競技が7月27日から8月10日にかけて行われる。開幕までカウントダウンを迎えているなか、日本勢のメダル獲得には期待が高まっている。
今回全種目でメダル獲得を狙う日本女子の前に立ちはだかる各国のライバルたち。そのなかで2大会連続の出場を果たすのが、前回東京五輪で二冠を獲得した陳夢(中国)である。
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■王曼昱との激しい争い制す
陳夢は1994年生まれの30歳で今大会中国女子のなかでは最年長。団体戦では23歳でエースの孫穎莎、3人目として選出された25歳の王曼昱を支える屋台骨としての働きも期待される。
陳夢は安定感のある両ハンドドライブに、ラリー戦でも強く、ここ一番での勝負強さも光る。シングルスの出場枠を2大会連続で獲得したが、王曼昱との熾烈な争いを制したように高いメンタルも備えており、厳しい戦いを乗り越えてきた逞しさがある。
リオ五輪では層の厚い中国チームのなかで落選も経験したが、東京五輪ではエースとして初出場を果たすと、女子シングルス決勝では当時20歳の孫穎莎を4-2で下し金メダルを獲得。27歳195日での金獲得は同種目で史上最年長メダリストとなり、団体戦と含めて二冠に輝いた。
今大会でもシングルス、団体の2種目に出場するが、シングルスではここ数年で力を伸ばした孫穎莎や日本の早田ひな(日本生命)、シン・ユビン(韓国)といった各国の若手エースとメダル争いになる。また、団体でも日本や韓国といったライバル国との争いが予想され、中国チームにおいて、経験豊富な陳夢の存在はアドバンテージとなる。
シングルス、団体戦でともに日本女子の前に立ちはだかる中国の壁。そのなかで、2大会連続二冠獲得も視野に入れる30歳の陳夢がどのような戦いぶりを見せるのか。
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