「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(28日、滋賀ダイハツアリーナ) 「3150FIGHT vol.9」のメインイベントで王者・重岡銀次朗(ワタナベ)に挑戦する1位のペドロ・タドゥラン(フィリピン)が23日夜、フィリピン航空…

 「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(28日、滋賀ダイハツアリーナ)

 「3150FIGHT vol.9」のメインイベントで王者・重岡銀次朗(ワタナベ)に挑戦する1位のペドロ・タドゥラン(フィリピン)が23日夜、フィリピン航空408便で関西国際空港に来日し、「銀次朗、お互いに万全のコンディションで試合に臨もう。そしていい試合を皆に見せよう。俺が銀次朗を最初に倒す男になる」と、無敗の王者にメッセージを送った。

 マネジャーやトレーナーとともに到着ロビーに現れたタドゥランは、フライトの疲れも見せず、穏やかな表情。コンディションは「マニラでのトレーニングで100%に仕上げてきたから、あとは最後の体重調整だけだね」と語り、日本の暑さには「空港に着いてビックリ。マニラは今、雨期だから、日本の方が暑い」と驚いていた。

 来日は4回目で「過去の3回は寺地拳四朗選手らのスパーリングパートナーで、いい選手たちといいスパーリングができた」と振り返った。

 銀次朗の印象については「とても強い偉大なチャンピオンで敬意を持っている。スピードもあるしパンチも強い」と述べつつ、「でも自分は彼を倒すために自分が日本に来たから、試合まで100%以上のコンディションに仕上げて試合に臨むよ。偉大なチャンピオンと日本で素晴らしい試合をお見せします」と攻略に自信を見せた。

 フィリピン人ボクサーでは20日にビンセント・アストロラビオがWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)に挑戦するも1回KO負け。タドゥランは「アストロラビオは運が悪かったね。まともに不意のタイミングでストマックにボディーを受けてしまった。運が悪かったとしか言いようがない。でも俺は違うよ。そんなことにはならない」と、同じテツは踏まないことを宣言していた。