試合前のグラウンドでは“大谷シャツ”を着用する選手がちらほら オールスター戦が終わり、ドジャースの後半戦がスタートした。レッドソックス3連戦の試合前、まだ観客のいないグラウンドでは大谷翔平投手がデザインされた黒いシャツを着用して練習する選手…

試合前のグラウンドでは“大谷シャツ”を着用する選手がちらほら

 オールスター戦が終わり、ドジャースの後半戦がスタートした。レッドソックス3連戦の試合前、まだ観客のいないグラウンドでは大谷翔平投手がデザインされた黒いシャツを着用して練習する選手の姿がちらほら……。その一人であるブレイク・トライネン投手は「彼がベストだからさ」とオリジナルTシャツを見せてくれた。

 黒いシャツには青くユニコーンが描かれ、バットを構える大谷がプリントされている。大谷のドジャース入団会見直後に“デコピンTシャツ”をすぐさま作成して話題となった「RotoWear」製のものだ。

 シャツはロッカールームのテーブルに置かれ、選手が手に入れる事ができたという。トライネンは「オオタニがベストだからさ。僕は同僚をサポートするのが好きだからね。Tシャツを貰った時は、僕は毎回着ているんだ」と着用する理由を明かした。

 トライネンのほか、ライアン・ヤーブロー投手やミゲル・バルガス外野手らも着用し、練習を行っていた。トライネンは、大谷について「一生懸命だし、闘争心もある。重要な場面で打てるし、素晴らしい万能な選手だ。史上最高レベルの選手だよ」と驚きあきれた表情を見せた。

 話を聞いた試合後には、大谷は場外へ弾んでいく473フィート(約144.2メートル)の超特大弾を放った。シャツを着て練習したくなるのもうなずける、頼もしすぎるチームメートだ。(上野明洸 / Akihiro Ueno)