現地時間の7月23日、パリ五輪に挑むU―23サッカー日本代表がボルドー市内で練習を行った。初戦・パラグアイ戦の前日となったこの日の練習は。冒頭15分のみが公開された。  ボルドー郊外にある練習場はここまで3日間、異なる場所で行われていた。…

 現地時間の7月23日、パリ五輪に挑むU―23サッカー日本代表がボルドー市内で練習を行った。初戦・パラグアイ戦の前日となったこの日の練習は。冒頭15分のみが公開された。

 ボルドー郊外にある練習場はここまで3日間、異なる場所で行われていた。前日練習は、ボルドー市内で行われた最初の練習場と同じ。出発のスタジアムで、試合への最終調整を行うこととなった。

 18人のメンバーに4人のバックアップメンバーも含めた全員が揃ったのは、22日のこと。バックアップメンバー4人のうち合流できていなかった3人も加わって初めて勢ぞろいとなっていたが、23日の練習に半田陸が参加せず。ケガのためにスタジアムには訪れず、ホテルでの調整となった。

 今大会は、試合ごとに22人の中から18人を選ぶことができる。そのため、当初のように一人を欠いた状態で試合に挑むことはなくなったものの、17日に行われたU―23フランス代表戦でも先発していた半田の負傷は気がかりなところ。この日の練習時点でDF登録の他の選手は、西尾隆矢木村誠二、高井幸大、関根大輝、大畑歩夢、そしてバックアップメンバーの鈴木海音。この中から先発と控え選手が組まれることになりそうだ。

■DF鈴木の突如の一言

 それでも、全員が明るくトレーニングに臨むある出来事があった。公開された15分の中で、「天気も心も快晴で!」と突如大きな声を出した選手がいたのだ。それは、鈴木海音。選手からも笑い声が上がり、スタッフからも「いいね!!」「もう一回!」と声が出たほど。

 鈴木はその後、さらにもう一度声を出しており、チームに明るい空気をもたらしてみせた。

 大岩ジャパンの第1戦と第2戦は、ボルドー市内のスタジアムが舞台に。現地時間の24日19時(日本時間25日午前2時)にキックオフとなる。

(取材・文/中地拓也)

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