超人には負けへんで。阪神・佐藤輝明内野手(25)が23日、甲子園での全体練習に参加し、22日の日韓OB戦で逆転3ランを放った元阪神の糸井氏(デイリースポーツ評論家)から刺激を受けた。勝負の後半戦へ、豪快な一発でチームに貢献する。 額に流れ…

 超人には負けへんで。阪神・佐藤輝明内野手(25)が23日、甲子園での全体練習に参加し、22日の日韓OB戦で逆転3ランを放った元阪神の糸井氏(デイリースポーツ評論家)から刺激を受けた。勝負の後半戦へ、豪快な一発でチームに貢献する。

 額に流れる汗を拭いながら、前夜に近大の先輩が放ったアーチを振り返った。「すごいっすね。やっぱり持ってますね。超人っすね。デカすぎっす」。42歳になっても衰え知らずの一撃に驚きを隠せなかった。

 佐藤輝は前半戦67試合に出場し、打率・238、5本塁打、27打点。不振で5月中旬に2軍降格も経験した。巻き返しを誓う後半戦。昨季は8月に月間打率・300を残し、3本塁打、9月には打率・344で7本塁打と好成績を残した。「いい風が吹いている時にいい当たりを打ちたい」。浜風とは逆の、左翼から右翼へ吹く秋風を待ち望み、本塁打量産を狙う。

 この日は、打撃練習や階段ダッシュなどで調整した。「ずっと家で寝ているより動いた方がいいって感じです」。リーグ戦再開へ向けて若き主砲は万全の準備を整える。