「マイナビオールスターゲーム2024・第1戦、全パ6-11全セ」(23日、エスコンフィールド) 勝利を決める打球がスタンドに飛び込むと、笑顔で両手を突き上げた。「劇的ですね。疲れた」。昨季のパ・リーグ本塁打王のソフトバンク・近藤健介外野手…

 「マイナビオールスターゲーム2024・第1戦、全パ6-11全セ」(23日、エスコンフィールド)

 勝利を決める打球がスタンドに飛び込むと、笑顔で両手を突き上げた。「劇的ですね。疲れた」。昨季のパ・リーグ本塁打王のソフトバンク・近藤健介外野手が激闘を制し、24日に神宮で行われる決勝に駒を進めた。

 逆転の近藤だった。岡本和との準決勝は、2分間で6本ずつを放ち、1分間の延長戦へ。先攻の岡本和が4本を放ち、プレッシャーのかかる中で追いつくと、最後のスイングで右中間スタンドへたたき込み、逆転した。

 1回戦も逆転勝利だった。先攻の牧が3本を放つ中、後攻の近藤は最後のスイングで4本目となる“サヨナラ弾”。かつて北海道を本拠地にしていた近藤にスタンドからは大きな拍手が送られた。ホームランダービー終了後には疲れた表情を隠しきれなかったが、対戦選手らと笑顔でハイタッチを交わし、健闘をたたえ合った。

 24日は初優勝を目指し、村上-マルティネス、細川-山川の勝者による準決勝を制したスラッガーと勝者と決勝を戦う。