ウクライナ・プレミアリーグ(ウクライナ1部)のドニプロ-1が、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)から追放された。 ロシアによるウクライナ侵攻を発端とした「リーグ戦全試合無観客・中立開催」措置を受け、破産の危機に見舞われたドニプロ-…

ウクライナ・プレミアリーグ(ウクライナ1部)のドニプロ-1が、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)から追放された。

ロシアによるウクライナ侵攻を発端とした「リーグ戦全試合無観客・中立開催」措置を受け、破産の危機に見舞われたドニプロ-1。

昨季ウクライナ1部で4位の強豪だが、クラブ公式サイトや公式SNSは今月4日を最後に更新がストップ。ウクライナ連盟に対しては、今季のリーグ戦からの撤退を申し入れ、22日に承認されたと同国メディア『24』が伝えている。

また、現段階でのトップチーム登録選手が「5名」と報じられるなど、選手不足に陥っており、今月6日、16日に予定されていたプレシーズンマッチ2試合が中止されている。

25日にはECL予選2回戦1stレグのプスカシュ・アカデーミア戦が控えていたが、UEFA公式サイトのECLページを開くと、2ndレグと共に「プスカシュ 3-0 ドニプロ-1」との記載が。どうやら不戦敗で決定したようだ。

広報部門を含めたクラブ運営がほぼストップしているため、正確な情報がわかりかねる部分もあり、所属選手は「5名」ではなく「9名」とも。いずれにせよ、破産を防ぐために大多数を放出した結果であることは間違いないようだ。

したがって、ドニプロ-1の末路は見通せぬが、少なくとも今季は一切の公式戦を戦わないことが濃厚か。