武豊騎手がボンドガール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)で、クイーンステークス(3歳上牝・GIII・芝1800m)の14年ぶり2勝目を狙う。  武豊騎手はこれまでクイーンSに6回騎乗している。03年に前年の最優秀3歳牝馬のファインモーションで…

 武豊騎手がボンドガール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)で、クイーンステークス(3歳上牝・GIII・芝1800m)の14年ぶり2勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまでクイーンSに6回騎乗している。03年に前年の最優秀3歳牝馬のファインモーションで初参戦。単勝1.4倍の圧倒的1番人気に支持されたが、逃げた伏兵オースミハルカにクビ差届かず、悔しい2着だった。その7年後、2回目のチャレンジだった10年にアプリコットフィズで初制覇。しかし、その後は19年のエイシンティンクルが5着、20年のサムシングジャストが9着、22年のウォーターナビレラが10着、そして昨年のライトクオンタムが9着と、悔しい競馬が続いている。

 今年のパートナーはボンドガールだ。「ウマ娘」の藤田晋オーナーが所有する3歳牝馬。武豊騎手は前々走のニュージーランドTからコンビを組み、ここはエコロブルームに3/4馬身及ばずの2着。前走のNHKマイルCはブービーの17着だったが、直線で致命的不利があったので参考外でいい。それだけに今回はうっ憤を晴らしたい一戦となる。

 将来を嘱望されるパートナーを重賞初制覇に導くことができるか。その手綱捌きに大きな期待がかかることは間違いない。