第106回全国高校野球選手権地方大会が各地で開催されています。試合後、各球場をあとにしたチームのミーティングから、監督や選手らの言葉を紹介します。今回は宮城大会に出場した仙台育英です。(23日、第106回全国高校野球選手権宮城大会決勝 聖…

 第106回全国高校野球選手権地方大会が各地で開催されています。試合後、各球場をあとにしたチームのミーティングから、監督や選手らの言葉を紹介します。今回は宮城大会に出場した仙台育英です。

(23日、第106回全国高校野球選手権宮城大会決勝 聖和学園8-5仙台育英)

■仙台育英・須江航監督

 来年の今日、同じ決勝まで来られるか分からない。甲子園に行くってのは甘くないんだよね。甘くないね。1回のミスで、1回の選択ミスで、終わっちゃう。

 聖和さんは2年前、うちに決勝戦で敗れて、当時1年生で試合に出てたキャプテン(三浦広大主将)が、一生懸命この2年間、今日の日のために一生懸命練習してきたんでしょう。うちよりよくやったんだよ。だから本当に今日の敗戦をね、学びに変えるしかないじゃん。

 口で言われてるのと実際体感するのは違うね。そんな簡単に甲子園行けないんだよ。みんな行きたいんだから。

 いつも良いことばかりじゃない。負けて学べるかどうかだからね。まさに敗者復活戦じゃない。向こうは敗者復活戦に勝ったんだろ、2年前の。

 だから、8月の中旬くらいに最初の試合があるから。遠い遠い甲子園の道がまた始まる。君たちは2年生だからもう1回チャレンジできるから。