富士通は23日、陸上男子20キロ競歩世界記録保持者で、19年世界選手権50キロ競歩金メダリストの鈴木雄介(36)が退部・退職し、現役を引退することを発表した。また、男子400メートルのリオデジャネイロ五輪、東京五輪代表のウォルシュ・ジュリ…

 富士通は23日、陸上男子20キロ競歩世界記録保持者で、19年世界選手権50キロ競歩金メダリストの鈴木雄介(36)が退部・退職し、現役を引退することを発表した。また、男子400メートルのリオデジャネイロ五輪、東京五輪代表のウォルシュ・ジュリアン(27)も現役を引退。競輪選手を目指すという。

 猛暑のドーハで行われた世界選手権金メダル以降は体調が整わず苦しんだ鈴木は「いつまでも競技を続け、富士通陸上部に残りたいという気持ちも強くありました。一方で以前から、引退後は指導者になりたい、お世話になった陸上界や競歩界へ自分の経験を還元したいと考えており、2月の日本代表選考競技会にも出場できなかった現実を鑑み、引退して次の道に進むことを決意しました」と、報告した。

 ウォルシュ・ジュリアンは「これからの人生においてもこの経験を活かし、新たな挑戦となる競輪選手を目指して邁進していく所存です。次のステージでも精一杯努力してまいります」と、決意をつづった。