「大相撲名古屋場所・10日目」(23日、ドルフィンズアリーナ) 東十両2枚目の尊富士(伊勢ケ浜)が休場した。休場は通算3度目。 春場所で110年ぶりの新入幕優勝を飾ったが、同14日目に痛めた右足首の回復が遅れて夏場所を全休。初日から休場し…

 「大相撲名古屋場所・10日目」(23日、ドルフィンズアリーナ)

 東十両2枚目の尊富士(伊勢ケ浜)が休場した。休場は通算3度目。

 春場所で110年ぶりの新入幕優勝を飾ったが、同14日目に痛めた右足首の回復が遅れて夏場所を全休。初日から休場した今場所は8日目から途中出場し、2連勝していた。残り6日を休場しても、秋場所の十両残留は確実とみられる。

 師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)によると、場所前の稽古で痛めていた左胸のケガが悪化。「ここ(腕の付け根付近)が鬱血(うっけつ)してはれちゃっている。痛いとか言うより動かない。足首は大丈夫」と状態を説明した。今場所中の再出場には「もう無理だと思う」と否定的な見解を示した。

 尊富士は9日目の取組後には「勝ち負けより、どうケガしないか、どう痛みを乗り越えるか必死。気持ちだけでやっている」と話していた。

 10日目の対戦相手、大奄美は不戦勝となる。