小沢大仁騎手がアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)のデュアリスト(牡6、栗東・福永祐一厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。  小沢騎手は03年1月4日生まれ、愛知県瀬戸市出身の21歳。棋士の藤井聡太七冠とは同郷で同学年と…

 小沢大仁騎手がアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝1000m)のデュアリスト(牡6、栗東・福永祐一厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。

 小沢騎手は03年1月4日生まれ、愛知県瀬戸市出身の21歳。棋士の藤井聡太七冠とは同郷で同学年となる。21年に栗東・松永昌博厩舎からデビュー。同期には永野猛蔵騎手、角田大和騎手、永島まなみ騎手、古川奈穂騎手などがいる。1年目に31勝を挙げて、JRA賞の最多勝利新人騎手を獲得。2年目の22年にはエーデルワイス賞をマルカラピッドで制し、重賞初制覇を果たした。しかし、JRAの重賞は16回騎乗して、22年のプロキオンSのヒストリーメイカーの2着が最高着順。初制覇が待たれる状況となっている。

 アイビスSDにはデュアリストとの初コンビで挑む。2歳時に兵庫ジュニアグランプリを制した実力馬。その後もダート短距離路線で活躍し、オープンで3勝を挙げている。今回は6歳にして初となる芝参戦だけに印が集まることはなさそうだが、直線競馬はダート巧者が穴をあけることも多い。一発の魅力は十分に秘めている。

 今年の16勝のうち、2桁人気で3勝、9番人気でも2勝を挙げる穴ジョッキー。思い切った手綱捌きで、真夏の新潟の名物レースを大いに沸かせてほしい。