屋根と看板のわずかな隙間を抜けていった大谷の特大30号【MLB】ドジャース 9ー6 Rソックス(日本時間22日・ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地で行われたレッドソックス戦に「1番・指名打者」で出場し…

屋根と看板のわずかな隙間を抜けていった大谷の特大30号

【MLB】ドジャース 9ー6 Rソックス(日本時間22日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地で行われたレッドソックス戦に「1番・指名打者」で出場し、5回の第3打席で飛距離473フィート(約144.2メートル)の超特大弾を放った。打球は中堅スタンド最深部へ飛んでいき、屋根と看板のわずかな隙間を抜け、通路でバウンドして場外へ。その打球の行方にファンも驚くしかなかった。

 球場の誰もが見上げる衝撃の打球が飛び出した。相手先発のカッター・クロフォード投手のカットボールを完璧に捉え、柵越えを確信。ボールはグングン伸びて客席を越えていった。

 打球速度116.7マイル(約187.8キロ)の打球は、右中間スタンド最深部に設置されているピンクの「DAISO」の看板と屋根の約30センチほどの隙間を通り抜け、通路に落ちてそのまま球場の外へ弾んでいった。

 右翼スタンドでは、あまりの飛距離にファンたちは驚愕。場内の通路で目撃していた日本人の男性ファンに着弾地点を聞くと「あそこの看板と屋根の間を抜けましたよ」と指差してくれた。そばの女性ファンも「この通路でバウンドして、球場の外へ行ったのよ!」と興奮気味だった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は「誰かがあんな打球を打つなんて、理解しがたいよ」とビックリ。ファンやチームメートたちの度肝を抜いた大谷だが、「これからまだまだ打席には立っていくので、願わくばこの球場で1番大きな本塁打を今後打てればうれしい」と、更なる特大弾に期待を持たせた。彼なら、近いうちにまた打ってくれそうだ。(上野明洸 / Akihiro Ueno)