今季29試合で防御率3.57も、6月4日の1軍復帰後は無失点■楽天 12ー5 オリックス(21日・ほっと神戸) オリックスの吉田輝星投手が、21日にほっともっと神戸で行われた楽天戦に救援し、2回1安打無失点の好投を見せた。29試合で防御率は…

今季29試合で防御率3.57も、6月4日の1軍復帰後は無失点

■楽天 12ー5 オリックス(21日・ほっと神戸)

 オリックスの吉田輝星投手が、21日にほっともっと神戸で行われた楽天戦に救援し、2回1安打無失点の好投を見せた。29試合で防御率は3.57ながら、6月4日の1軍復帰後は14試合連続無失点。「ほんとトレードで来てくれてありがとう!」「1度2軍いってからめちゃくちゃピッチング良くなったよね」とファンも驚く“変身”ぶりを見せている。

 3-8の4回から登板した吉田は、先頭に四球を与えるなど1死一、三塁も、フランコを三ゴロ併殺打で無失点で切り抜けた。さらにイニング跨ぎとなった5回は3者凡退。最後は太田をブレーキの効いたチェンジアップで空振り三振に斬り、太田は右膝をついて驚いたような表情を見せた。

 試合前には金足農高の弟・大輝が、秋田大会決勝で154球を投げ抜き甲子園出場を決めた。前回出場したのが6年前、輝星がエースとして“金農旋風”を巻き起こした2018年。弟に負けじと、酷暑の中で兄の好投が光った。

 オフにトレードで日本ハムからオリックスへ移籍。開幕1軍を果たすも序盤は安定感を欠いたが、復帰後は頼もしさを増す。抹消時の防御率は6.57だったが、良化を続けている。

「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeが映像を公開すると「この最後の決め球のチェンジアップ良すぎる!」「このチェンジアップが効いてきたら、輝星、マジで強くなりそう」「ワインドアップとチェンジアップめっちゃいいですねー」「吉田輝星のチェンジアップめっちゃええやんけ」と“決め球”への称賛が相次いだ。(Full-Count編集部)