阪神の村上頌樹投手(26)が後半戦の開幕投手に浮上していることが22日、分かった。4日間の球宴ブレークを挟んで、リーグは26日・中日戦(甲子園)から再開する。後半戦の先発ローテーションも判明。勝負の夏場に向けて昨季MVP右腕が先陣を切る。…

 阪神の村上頌樹投手(26)が後半戦の開幕投手に浮上していることが22日、分かった。4日間の球宴ブレークを挟んで、リーグは26日・中日戦(甲子園)から再開する。後半戦の先発ローテーションも判明。勝負の夏場に向けて昨季MVP右腕が先陣を切る。

 逆襲の後半戦は村上から幕を開ける。12日・中日戦(バンテリン)から2週連続で金曜日に先発していた右腕が、中6日でそのまま球宴明け初戦のマウンドに上がる見通しとなった。

 今季は開幕から火曜日を任され、相手エース級と投げ合ってきた。15試合で防御率2・10の成績を残しながら、3勝7敗と勝ち星が伸びないが、岡田監督が「打線との兼ね合いで、しょうがない部分はある」と語るように信頼は揺るがない。

 8回1失点の好投で敗戦投手となった19日・広島戦(甲子園)の後、村上は「(自身の勝敗数が)借金4になったので、後半戦巻き返していけるように」と誓っていた。中日戦は1勝2敗と決して相性は良くないが、再スタートの舞台として重要な一戦を託された。

 27日の2戦目には中9日で大竹が先発すると見られる。8月以降は週末に3度、広島との対戦を残しており、通算対戦成績10戦8勝と圧倒的な数字を誇る“鯉キラー”で勝ち星を積み重ねたい。3戦目はベテラン西勇が先発する予定だ。

 甲子園開場100周年を記念して行われる30日からの巨人3連戦(甲子園)には才木、及川、ビーズリーが登板予定。23日の球宴第1戦(エスコン)に先発する才木が後半戦も火曜日を担う。

 20日・広島戦(甲子園)で自己最長の6回を無失点に抑えた及川は、5月24日・巨人戦(甲子園)でも五回途中まで無失点と好投しており、好相性が見込まれる。ビーズリーにとって「8・1」は昨夏に生まれた長男ウェスリー君の誕生日。右腕が先発すれば忘れられない記念日になる。

 岡田監督は「100周年やから、ええピッチャーいっとかなあかんしな」と「100周年ローテ」のプランを明かしていた。勢いに乗る“旬な投手”で宿敵を倒し、首位戦線に急浮上する。