「高校野球広島大会・準々決勝、広陵13-2総合技術」(22日、ぶんちゃんしまなみ球場) 準々決勝4試合が行われ、広島商は海田を七回コールドで下し、3年連続の4強入りを決めた。「3番・右翼」でスタメン出場した花本航志外野手(3年)が、中前2…

 「高校野球広島大会・準々決勝、広陵13-2総合技術」(22日、ぶんちゃんしまなみ球場)

 準々決勝4試合が行われ、広島商は海田を七回コールドで下し、3年連続の4強入りを決めた。「3番・右翼」でスタメン出場した花本航志外野手(3年)が、中前2点適時打を放つなど2安打2打点で勝利に貢献した。広陵は先発した堀田昂佑投手(2年)が5回2安打4奪三振無失点と好投。打線は13得点で総合技術に六回コールドで勝利した。準決勝は25日に広島商-尾道、呉港-広陵が行われる。

 安定感ある投球が成長の証だ。堀田は、立ち上がりこそ制球を乱しながら尻上がりに調子を上げた。5回2安打4奪三振無失点。「三回以降は低めに集められた。修正できて、変化球で空振りが取れた」と少しだけ白い歯をこぼした。

 体の開きが早いとわかると、左肩に意識を集中して腕を振った。肩が開くのは昨年からの課題。それでも高尾響投手(3年)に助言を受け、克服するすべを身に付けた。エースとともにできる最後の夏。勝利に導く投球をして恩返しする意気込みだ。

 今大会は先発2試合、中継ぎ2試合と4試合に登板し、計9回2/3を投げた。与えた点はない。「失点することを気にせず、とにかくチームが勝つことを最優先に考えて投げたい」。140キロ台後半の直球と鋭く曲がるスライダーで連覇への道を切り開く。