(22日、第106回全国高校野球選手権福島大会3回戦、東日大昌平6―2福島工) 福島工は今年の正月明け、伝統の30キロ走に挑んだ。福島市のシンボル信夫山の周辺を、各部員ばらばらになって走るので、途中で歩いてもばれない。コロナ禍で行事を休止…

 (22日、第106回全国高校野球選手権福島大会3回戦、東日大昌平6―2福島工)

 福島工は今年の正月明け、伝統の30キロ走に挑んだ。福島市のシンボル信夫山の周辺を、各部員ばらばらになって走るので、途中で歩いてもばれない。コロナ禍で行事を休止していたため、3年生で初めて参加した渡辺寛輝主将(3年)も「走りながら誘惑と戦った」。全員が完走したのを後で知った。

 「やりとげた自信と、信じ合った経験があったから、点差をつけられても『流れを引き戻そう!』と声を掛け合い、強い気持ちを持ち続けることが出来た。胸を張って言えます」(西堀岳路)