「高校野球香川大会・準々決勝、高松商11-4香川中央」(22日、レクザムスタジアム) 春の四国王者・高松商が七回コールド勝ちで4強入りを決めた。1番・山田圭介内野手(2年)が5打数5安打4打点の大暴れ。6点差の七回は先頭で左中間を破る三塁…

 「高校野球香川大会・準々決勝、高松商11-4香川中央」(22日、レクザムスタジアム)

 春の四国王者・高松商が七回コールド勝ちで4強入りを決めた。1番・山田圭介内野手(2年)が5打数5安打4打点の大暴れ。6点差の七回は先頭で左中間を破る三塁打を放ち、締めの本塁を踏んだ。「持ち味のしぶとさを出せました。コールドがかかった場面でスリーベースを打ててよかった」と笑顔がはじけた。

 ここまでの2試合、9番の主将・石井大登内野手(3年)が打率10割の活躍。「今まで石井さんがチャンスメークしてくれたのに返せなかった。きょうは返せました」と喜んだ。

 三塁の石井と三遊間を組み、自主トレも一緒。しぶとい打撃も石井を参考にしている。「バッティングの悪いところを指摘してくれる」と信頼を寄せる。9番-1番の連動が、高松商打線に勢いを与えている。

 「山田はラッキーだったが、相手投手を研究して、その成果が出せた」と長尾監督。それでも「打線はいいんだが、このピッチングでは甲子園に行けない。任されたイニングは責任を持って投げないと」と、つぎ込んだ3投手がピリッとせず、おかんむり。2年ぶりの覇権奪回へ、選手たちにカツを入れた。