長期ブランク明けから3走前の東京新聞杯で復帰したウンブライル。超久々で大幅な馬体増でも大きく負けなかった。叩かれて臨んだ阪神牝馬Sでは上がり最速タイの末脚を駆使。前走はGIで小差の6着と悲観する内容ではない。出走を予定している主な有力馬…

 長期ブランク明けから3走前の東京新聞杯で復帰したウンブライル。超久々で大幅な馬体増でも大きく負けなかった。叩かれて臨んだ阪神牝馬Sでは上がり最速タイの末脚を駆使。前走はGIで小差の6着と悲観する内容ではない。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■7/28(日) クイーンステークス(3歳上・牝・GIII・札幌芝1800m)

 骨折で9カ月という長期戦線離脱があったウンブライル(牝4、美浦・木村哲也厩舎)だが、復帰してからまだ勝利は収めていないものの、ここ3戦はいずれも小差と大健闘。以前は後方からの直線で脚を伸ばす大味な競馬のスタイルだったが、近走はこの馬としては位置を取りながら運んで渋太く踏ん張っているように、競馬の進め方に変化が見られる。今ならむしろ距離が延びて良さそうだ。過去の戦績から牝馬戦なら能力上位。ヴィクトリアマイル組が好走する傾向があるレースで巻き返す。

 昨年のオークスと秋華賞以外は安定した走りを披露しているドゥアイズ(牝4、栗東・庄野靖志厩舎)。前走のヴィクトリアマイルにしても直線で他馬と接触する不利がありながら勝ち馬からコンマ3秒差の4着と気を吐いた。札幌の1800mはメンバー中随一の成績で、好勝負は必至。

 その他、小回りコースでの実績が十分で昨年の当レースの2着馬ウインピクシス(牝5、美浦・上原博之厩舎)、機動力で勝負するコンクシェル(牝4、栗東・清水久詞厩舎)、前走が直線で接触する大きな不利を受け不完全燃焼だったボンドガール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)、着実に成長を遂げるイフェイオン(牝3、栗東・杉山佳明厩舎)、昇級戦でも自在に動けるアルジーヌ(牝4、栗東・中内田充正厩舎)あたりが上位を窺う。発走は15時35分。