「ドジャース-レッドソックス」(21日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、3点リードの五回の打席で4年連続30号を達成した。後半戦初、4戦ぶりとなる一発に本拠地は熱狂。連続安打試合を6に伸ばした。ナ・リ…

 「ドジャース-レッドソックス」(21日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、3点リードの五回の打席で4年連続30号を達成した。後半戦初、4戦ぶりとなる一発に本拠地は熱狂。連続安打試合を6に伸ばした。ナ・リーグ本塁打部門で1本差に迫っていた2位オズナ(ブレーブス)との差を広げ、キングの座を守った。

 大谷はレッドソックスの先発右腕クロフォードに対し、初回の打席は空振り三振。初球低めの146キロ直球を空振りした後、低めのスプリットをファウルにして追い込まれると、高めのボールになる146キロにバットは空を切った。

 2-2の三回の打席は左飛。カウント1-1から高めカットボールをファウルにした後、内角148キロ直球を逆方向へ打ち上げた。

 大谷の本塁打は後半戦3戦目で初だが、5日前にテキサス州アーリントンで開催されたオールスター戦で三回に自身初本塁打となる右越え3ランを放ち、存在感を示した。記者会見では「こういうなかなか機会のない試合でそういう1本を打ってみたいなというところで、自分の中でホッとした部分がある」などと話していた。

 大谷は前日まで96試合に出場し、ナ・リーグ2位の打率・315、同1位の29本塁打&OPS1・033、同3位の69打点、同5位の23盗塁。三冠王、トリプルスリーや史上6人目の「40本塁打&40盗塁」に向けて好位置につけている。