「JFL、滋賀2-2鈴鹿」(21日、布引総合運動公園陸上競技場) JFL復帰2戦目に挑んだアトレチコ鈴鹿の元日本代表FW三浦知良(57)は後半16分から途中出場し、自らの持つJFL最年長出場記録を57歳146日に伸ばした。しかしゴールは生…

 「JFL、滋賀2-2鈴鹿」(21日、布引総合運動公園陸上競技場)

 JFL復帰2戦目に挑んだアトレチコ鈴鹿の元日本代表FW三浦知良(57)は後半16分から途中出場し、自らの持つJFL最年長出場記録を57歳146日に伸ばした。しかしゴールは生まれず、試合は2-2の引き分け。「自分のプレーができるところまで行っていない」と約30分のプレーを振り返った。このあとは中断期間を挟み、9月1日・沖縄戦(三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)からリーグ戦が再開する。

 2-1とリードの展開で、歓声に包まれながらピッチに立つと、37度に達した暑さの中を57歳は必死に駆け回った。しかし相手に押し込まれる場面が続き、直後の後半21分に追い付かれた。ボールに触る機会も数回のみで「攻撃の形がほとんどできなかった」と消化不良気味も、「何とか勝ち点1を取れたのはよかった」と切り替えた。

 終了間際、味方のクロスに合わせてゴール前に駆け込む機会はあったがボールに届かず、JFL最年長得点記録の更新はお預け。「みんなと守ることもやらなきゃいけない。ただフォワードなので、こういう試合はフットボールをやった実感が少ない。そういう実感を得たい」と、ゴールへの執念は試合を重ねるごとに増している様子だ。朴康造監督(44)は「練習の状態を見て判断したい」と、9月以降の先発起用の可能性を示唆した。