阪神・岡田彰布監督(66)が21日、広島戦前に前半戦の総括会見に臨み、貧打を起因とした8年ぶりのBクラスターンについて「もう見ての通りですよ」としつつ、2年連続のセ・リーグ制覇に向けては「8月、9月が勝負になってくる」と後半戦での巻き返し…

 阪神・岡田彰布監督(66)が21日、広島戦前に前半戦の総括会見に臨み、貧打を起因とした8年ぶりのBクラスターンについて「もう見ての通りですよ」としつつ、2年連続のセ・リーグ制覇に向けては「8月、9月が勝負になってくる」と後半戦での巻き返しを誓った。

  ◇  ◇

 -前半戦を終えて、現在のチーム状況をどのように捉えているか。

 「どのようにていうか、今ちょうどゼロになって、貯金が。まあでも、どうですかねえ。それを、よくやったというのか、物足りなかったというのか。その辺はちょっと、自分の判断では分からないですね。今はね」

 -投手陣が前半戦は踏ん張った。

 「才木がね、一番中心になって。みんな防御率いいんだけどね。なかなか村上にしてもね、勝ち星が増えないというのもあって。その辺は打線との兼ね合いなんでしょうがない部分あるんですけど。ブルペン陣を含めてね、よくやったというか、よく踏ん張った前半戦だと思いますね。投手陣に関しては」

 -打線についてはどう受け止めているか?

 「いやいや、どのようにって、もう見ての通りですよ。もうそれは誰一人として満足のいく前半戦じゃなかったと思うし、これはもう後半戦に向けての奮起ですよね」

 -才木の名前が挙がったが、前半戦、最も頑張ったと評価する選手は?

 「それはもう才木1人ですね。はっきり言って。頑張っているけど勝ち星が増えない投手もいてるんですけど、勝ち星と防御率、いろんな面で一番頑張ったのは、やっぱり才木になると思いますね」

 -後半戦に向けて、もう一皮むけてほしいと思っている選手は。

 「いやいや、それは全員でしょ。それは野手全員ですね。まあ残りね、50いくつ(試合)あるんで、まあどうですかねえ、うーん…。まあねえ、(後半戦は)甲子園から始まりますけどね、その辺でね、なんか流れに乗るっていうか、そういうゲームをすればね、ずーっと言ってる8月、9月が勝負になってくると思うんで、その辺で勝負の年になると思いますね」

 -開幕前から混戦だと予想していたが、大混戦から抜け出すために必要なことは。

 「いやいや、それはもう8月、9月のね、どっちかいうと野手の奮起でね、勝ち取っていくというかね。まあでも、2月からこんなの想定してるんで、しのいでしのいで前半きたけど、まあ別に、自分の心の中ではね、なんとも思ってないですよ、はっきり言うて」

 -改めて後半戦に向けての意気込みを。

 「いやいや、もうね、こういう混戦ね、混戦のおかげって言うたらまずいんですけど、違うんですけど、タイガースのチームとしてはね、本当にね、いい状態というか、そういう時期もなかったしね。先ほど言ったピッチャー陣の頑張りでなんとかしのいできたという前半だったんで、これはもうチームとしてね、やっぱり打線の奮起と、ピッチャー陣を助けてやってチームとして勝っていかないといけないので。その辺はまあ、勝負どころというのはみんな当然分かってると思うので。そういう意味では、楽しみは楽しみですけど」