2大会連続でユーロを準優勝で終えたイングランド代表。ガレス・サウスゲイト監督が退任した中、新監督に関してまさかの公募に踏み切ることとなった。 2016年9月にイングランド代表の監督に就任したサウスゲイト監督。ユーロでは2度準優勝という成績…

2大会連続でユーロを準優勝で終えたイングランド代表。ガレス・サウスゲイト監督が退任した中、新監督に関してまさかの公募に踏み切ることとなった。

2016年9月にイングランド代表の監督に就任したサウスゲイト監督。ユーロでは2度準優勝という成績を残し、ワールドカップでは2018年が4位、2022年はベスト8という結果を残していた。

悲願のユーロのタイトルに2度あと一歩のところまで迫りながら、届かなかったサウスゲイト監督。選手起用など、多くの批判を受けながらも一定の結果を出し続けてきたが、ユーロ終了後に辞任を発表した。

後任監督をすぐに探したいイングランドだが、候補者は複数挙げられている。そんな中、イングランドサッカー協会(FA)はサウスゲイト監督の後任を公募することにした。

すでに後任候補が多数いると断りを入れながらも、公開した採用プロセスに取り組んでおり、「基準を満たす人物からのご応募お待ちしております」と、公募も併せてしている。

条件は3つ。最優先は「イングランド代表チームを育成し、主要トーナメントで優勝し、常に世界のトップチームの1つとしてランク付けされるように務める」というもの。サウスゲイト監督にあと1つ足りない要素が最も必要とされている。

そのほか、「セント・ジョージズ・パークに拠点を多くワールドクラスの多分野にわたるテクニカルチームに、刺激的なリーダーシップを提供する」、「イングランド代表の資格を持つ選手を雇用するクラブと強固な関係を築き、維持する」というものが役割として掲げられている。

この3つを考えれば、当然誰もが応募できるものではない。もちろん、UEFAプロライセンスを保持することも条件だが、候補者に求めるものはさらに並べられている。

・イングランドサッカーに関する豊富な経験があり、プレミアリーグや主要な国際大会で結果を出した実績ある

・国際的なサッカー環境を理解し、それを楽しむ優れリーダーになる

・イングランド代表の資格を持つ選手を発掘、管理、育成する経験がある

・世間の厳しい監視を受ける非常に注目度の高い役割において、高い回復力と快適さを発揮する

・高いパフォーマンスとポジティブなチーム文化および環境を構築した実績がある

・強い個人の価値観と誠実さを持ち、イングランド代表の監督が国民に刺激を与えるという役割を理解し、受け入れる

以上のことが求められており、単純にこれに合致する監督など一握りだということもわかる条件だ。

FAは「ご興味をお持ちで、上記の条件を満たしている場合は、 careers@thefa.comまでメールでご連絡ください」としているが、一体どれほどの応募があるのか、世界の指導者からの売り込みに注目が集まる。