「プロレス・DDT」(21日、両国国技館) ビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2024」での第5試合で行われた、王者・男色ディーノに高木三四郎が挑戦した「高木三四郎無期限休養ロードFINAL~アイアンマンヘビーメタル級選手…

 「プロレス・DDT」(21日、両国国技館)

 ビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2024」での第5試合で行われた、王者・男色ディーノに高木三四郎が挑戦した「高木三四郎無期限休養ロードFINAL~アイアンマンヘビーメタル級選手権試合・ウェポンランブル」に、飯伏幸太がサプライズ登場した。

 ウェポンとしてヨシヒコ、戦闘用チャリンコ・ドラマティックドリーム号、赤井沙希さんによる高木の引退セレモニー、ポイズン澤田JULIE、MIKAMI、東京女子プロレス、中澤マイケルなどが投入される中、飯伏は最後にディーノ側のウェポンとして登場。

 飯伏は高木にオーバーヘッドキック、その場飛びムーンサルトプレスを繰り出し、ラリアットは相打ち。カミゴェをブチ込むとディーノが20分54秒、ゴッチ式男色ドライバーからの漢固めで防衛に成功した。

 ディーノは「この光景でおめえを沈めたかったんだ。あんたがこのままやめようが、復帰しようがどうでもいい。ただ、どの道を選んでもDDTは大丈夫。なぜなら男色ディーノがここにいるから」とマイクアピール。

 高木は「おまえじゃなきゃ、このドラマティックなことにならなかった。飯伏、俺は2度とリング上で相まみえることがあるとは思ってなかったよ。こうやって、またおまえとリングで会うことができるんだったら、俺は引退なんかしないよ。体調と向き合って、必ずこのリングに戻ってくるから。だから、もし全てのタイミングが合って、また願いがかなうなら、俺とシングルで戦ってくれ」と飯伏に語りかけた。

 飯伏は「高木さん、僕からも一つお願いがあります。もう一回DDTに上がってもいいですか?」と逆に問いかけ、号泣した高木は「OKに決まってるだろ。おまえはファミリーなんだよ」と答えると、飯伏と熱い抱擁を交わした。

 第7試合では前日にエディオンアリーナ大阪で開幕した新日本プロレスのG1クライマックスに初出場している竹下幸之介が田中将斗と一騎打ちを行い、14分42秒、エルボーバットからの体固めでレジェンド超えを果たした。

 第8試合のKO-Dタッグ選手権試合は、王者の遠藤哲哉、飯野雄貴組がノアの潮崎豪、小峠篤司組の挑戦を退け、3度目の防衛に成功。遠藤が小峠を20分37秒、バーニングスタープレスからのエビ固めで仕留めた。

 セミファイナルのノーDQマッチは新日本のエル・デスペラードがクリス・ブルックスを22分12秒、ピンチェ・ロコ・オン・ザ・有刺鉄線ボードからのエビ固めで破った。

 メインイベントのKO-D無差別級選手権試合は、王者の上野勇希がMAOの挑戦を29分44秒、WRからのエビ固めで退け、6度目の防衛に成功した。