「オリックス5-12楽天」(21日、ほっともっとフィールド神戸) 楽天は13安打12得点と打線が大爆発し、今季4度目の同一カード3連勝。今江政権最多となる貯金2で前半戦を終えた。今江敏晃監督は「前半戦最後の試合でいい形で勝てたのはよかった…

 「オリックス5-12楽天」(21日、ほっともっとフィールド神戸)

 楽天は13安打12得点と打線が大爆発し、今季4度目の同一カード3連勝。今江政権最多となる貯金2で前半戦を終えた。今江敏晃監督は「前半戦最後の試合でいい形で勝てたのはよかった」と振り返った。

 打線が活発だった。初回に浅村の適時打を皮切りに鈴木大の4号3ランで先制。緩めることなく得点を重ね、3回までに大量8点を奪い、試合の主導権を握った。「今日は暑いし選手もかなり体が重かったと思うけど、最後まで戦ってくれた選手に本当に感謝します」。終盤にも加点し今季4度目の二桁得点の大爆発だった。

 先発の藤井は打ち合いの展開の中、序盤は失点したが、中盤以降はテンポよく投げ進め7回4失点。チームトップタイの7勝目を挙げた。指揮官は「今季で一番よかった。こんなに暑い中、大味で変な空気感の中で7回まで投げ切った」と難しいマウンドできっちり役割を果たした左腕をたたえた。

 チームは開幕から苦しみ、一時は借金9まで膨れあがったが、6月に球団初となる交流戦優勝を成し遂げるなど、徐々に浮上。勢いを持った形で前半戦を終えた。