(21日、第106回全国高校野球選手権大阪大会4回戦 金光大阪13―0金光八尾=5回コールド)  金光八尾の先発投手、長田知叡(おさだじえい)主将(3年)は一回の投球中、右足に痛みを感じ、ベンチに引き返した。 相手の金光大阪で記録員として…

 (21日、第106回全国高校野球選手権大阪大会4回戦 金光大阪13―0金光八尾=5回コールド) 

 金光八尾の先発投手、長田知叡(おさだじえい)主将(3年)は一回の投球中、右足に痛みを感じ、ベンチに引き返した。

 相手の金光大阪で記録員としてベンチに入っていた大西美結マネジャー(3年)も、相手投手が右足を押さえているのに気付いた。

 「足がつったかもしれない」と、とっさにチームで使う漢方薬を準備。相手チームに届けられた。

 長田主将は「痛みも和らぎ、気持ちも楽になった」とマウンドに戻った。二回に右翼に回り、四回途中から再び登板した。

 両校は定期戦などの交流があるという。長田主将は「最後までやりきろうと意気込んでいたので、感謝しかない。(金光大阪には)甲子園に出場して、優勝してほしい」とエールを送った。(村井隼人)