菊池は「何が起きるか分からない。自分の力ではどうにもならない」と語ったという(C)Getty Images ブルージェイズの菊池雄星は現地時間7月21日(日本時間20日)、本拠地で行われたタイガース戦に先発登板。5回0/3を投げて4…

菊池は「何が起きるか分からない。自分の力ではどうにもならない」と語ったという(C)Getty Images

 ブルージェイズの菊池雄星は現地時間7月21日(日本時間20日)、本拠地で行われたタイガース戦に先発登板。5回0/3を投げて4失点、9敗目(4勝)を喫した。

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 菊池は立ち上がりに2死から連続安打を浴びてピンチを招いたが、ウェンシール・ペレスを打ち取って無失点。その後、4回まで得点を許さず、6奪三振と好投した。

 0-0で迎えた5回に1点を失った菊池は6回も続投したが、左安、暴投、四球、死球と乱れ、無死満塁のピンチを招いたところで降板。その後、2番手で登板したトレバー・リチャーズが満塁本塁打を浴びた。

 7月31日のトレード期限が迫る中、菊池について地元メディア『Toronto Star』は「ブルージェイズは偽りの希望ではなく、ユウセイ・キクチ(他の選手も含む)を売却する時が来た」と題した記事を投稿。菊池の次戦登板は26日(同27日)に行われるレンジャース戦の予定だとしつつ、「それは7月30日のトレード期限の4日前であり、それまでに別のユニフォームを着ている可能性が非常に高い」と報じた。

 記事内ではア・リーグ東地区最下位に沈むチームについても触れ、「中間層に入るためにはかなりの勝利を収める必要がある。今年と来年の競争のピークを迎えるはずだったチームにとっては残酷な結果だ」とし、「だからキクチは行かなきゃいけない」とトレードの可能性を伝えた。

 また、球団に対して「若手を起用し、ぜいたく税の基準額を下回るように給与を削減し、来年に向けてリセットしよう」と来季を見据えた戦い方を提言し、「選択の余地はない」と厳しい見方を示した。

 トレード期限が迫る中、次戦の登板予定までに動きをみせるのか。球団の動向に注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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