「中日1-4巨人」(21日、バンテリンドーム) 巨人が連勝でカード勝ち越しを決めた。貯金は今季最多8で前半戦終了。ナイターで広島が阪神に負けると、20年以来4年ぶりの首位ターンが決まる。先発の菅野が6回5安打1失点で、チームトップとなる8…

 「中日1-4巨人」(21日、バンテリンドーム)

 巨人が連勝でカード勝ち越しを決めた。貯金は今季最多8で前半戦終了。ナイターで広島が阪神に負けると、20年以来4年ぶりの首位ターンが決まる。先発の菅野が6回5安打1失点で、チームトップとなる8勝目(2敗)。若林の移籍初本塁打が決勝点になった。

 試合後、阿部監督はオールスター前最後の一戦を制し「本当にみんなで繫いで、オールスター前勝てたのでよかったなと思います」と、うなずいた。

 前半戦でチームトップの8勝をあげた菅野については「後半戦も厳しい戦いが多くなると思うので、そこでも頑張ってもらいたい」と評価。この日、移籍後初本塁打など活躍した若林については「まず動物のように足が速い。一番大きな武器を持っている。そこじゃないですかね。あの(六回の)ゲッツー崩れなんかね、僕だったら(一塁までの)半分いったぐらいでアウトですよ。左投手だったしね、思い切って使ってみようと」と、称賛した。

 前半戦を終え「みんなの頑張りでここまでこれたと思うし、これから大事な試合がずっと続いていくわけだから。後半戦優勝できるチャンスがあるだけ、やりがいももっとあるだろうし。皆が1つになって同じ方向に向かっていけたらと思います。自分の持ち場だったり、そういうのはだんだん分かってきたと思うし、そこでしっかり仕事を全うしようというのが見える。そういうのが多少なりとも浸透してるからこそ勝てると思うので、そこは変わらない。プロ野球選手だから当たり前だけど、そういうのを後半戦もっと徹底してやらせたいなと思いますね」と、見据えた。

 チームは連勝で前半戦終了。広島の勝敗次第で首位ターンが決まる。過去、36回のうち30回優勝。V確率83・3%と好データが残る。