「高校野球秋田大会・決勝、金足農6-5秋田商」(21日、さきがけ八橋球場) 金足農が6年ぶり7度目の夏の甲子園出場を決めた。グラウンドでのインタビューで中泉一豊監督が絶叫した。 前回、甲子園に出場した2018年は今年のエース・吉田大輝(2…

 「高校野球秋田大会・決勝、金足農6-5秋田商」(21日、さきがけ八橋球場)

 金足農が6年ぶり7度目の夏の甲子園出場を決めた。グラウンドでのインタビューで中泉一豊監督が絶叫した。

 前回、甲子園に出場した2018年は今年のエース・吉田大輝(2年)の兄・輝星(現オリックス)を擁して全国準V。今回は聖地でどのような戦いを見せたいかと問われた指揮官は「このチームはこのチーム。このチームで秋田大会を勝ち上がってきて、また違った甲子園での戦いになると思う」と冷静だった。それでも選手たちへのメッセージを求められると「おめでとう!ありがとう!」と絶叫。「全員で頑張るぞ!もう一回頑張るぞ!」とベンチから見つめたナインに向かって吠えた。

 秋田商との決勝は、二回に3点を先制しながら、なかなか突き放せない展開。それでもリードは許さず、九回も1点差に迫られたが逃げ切った。「全員が役割を果たした。それがうれしい」と振り返った中泉監督は「粘り強く、同点までいかない展開でいってくれて。守備が一番目指していたところ。ベンチでもみんな『負けてない』『ここからだ』という声かけがよかった。うまくいかなくても『次、次。次だよ』と盛りあげてくれたのがよかった」と最後まで戦い抜いたナインをたたえた。