「中日1-4巨人」(21日、バンテリンドーム) 巨人が連勝でカード勝ち越しを決めた。貯金は今季最多8で前半戦終了。ナイターで広島が阪神に負けると、20年以来4年ぶりの首位ターンが決まる。先発の菅野が6回5安打1失点で、チームトップとなる8…

 「中日1-4巨人」(21日、バンテリンドーム)

 巨人が連勝でカード勝ち越しを決めた。貯金は今季最多8で前半戦終了。ナイターで広島が阪神に負けると、20年以来4年ぶりの首位ターンが決まる。先発の菅野が6回5安打1失点で、チームトップとなる8勝目(2敗)。若林の移籍初本塁打が決勝点になった。

 投手戦となった試合は五回、6試合ぶりに先発出場した若林が、無死一塁から松葉の初球、真ん中低めに落ちるチェンジアップを狙った。フルスイングした打球は、左翼ポール右に飛び込んだ。

 「うまく反応できました。菅野さんが頑張っていたので、先制できて良かったです」。貴重な2ランで先制点を奪うと、六回には吉川の右中間を破る三塁打から、ヘルナンデスの右犠飛などで2点を追加。効果的な得点でリードを奪った。

 一方、先発の菅野は序盤から安定した投球。三回、五回と得点圏に走者を背負いながら、ピンチでギアを上げホームは踏ませなかった。六回、2死から中田にソロ本塁打を浴びたが、最少失点にまとめて先発投手としての仕事を十分に果たした。降板後は「先制点を与えないように意識しながら投球しました。ランナーを背負いながら、粘り強く投げられたかなと思います。また次に向けて調整します」とコメントした。

 チームは連勝で前半戦終了。広島の勝敗次第で首位ターンが決まる。過去、36回のうち30回優勝。V確率83・3%と好データが残る。