J1鹿島のMF松村優太(23)が東京Vに期限付き移籍することが21日、両クラブから正式発表された。期間は25年1月31日までで、鹿島と対戦するすべての公式戦に出場はできない。 大阪府出身の松村は、大阪東淀川FC、静岡学園高校を経て20年に…

 J1鹿島のMF松村優太(23)が東京Vに期限付き移籍することが21日、両クラブから正式発表された。期間は25年1月31日までで、鹿島と対戦するすべての公式戦に出場はできない。

 大阪府出身の松村は、大阪東淀川FC、静岡学園高校を経て20年に鹿島へ入団。同期には現在東京Vに期限付き移籍中のFW染野唯月(22)、パリ五輪サッカー男子日本代表のMF荒木遼太郎(22)らがいる。

 鹿島ではリーグ戦5年間で通算74試合出場、5得点を記録。快足が特徴で中盤の右サイドを主戦場にプレーする。パリ五輪世代で何度もメンバー入りしていたが、今季はこれまで7試合の出場にとどまっていることもあってか、本戦では選ばれなかった。

 松村は東京Vを通じ、「チームの勝利に一日でも早く貢献できるように、覚悟を持って戦います。これから、よろしくお願いします!」と意気込み。鹿島を通じては「チームが苦しい時、そしてシーズン半ばでチームを離れることになり、申し訳なく思っています。この難しい決断をしたのも、僕自身、鹿島アントラーズで活躍すること、このクラブにタイトルをもたらすことにこだわり、特に今シーズンこそはと思っていましたが、まだまだでした。そして、まだ成長が必要だと思ったからです。覚悟を持って行ってきます。自分が苦しい時、変わらない応援をし続けてくれたファン・サポーターの皆さんの姿を、僕は知っています。だからこそ変わらない、またそれ以上の応援を、アントラーズの選手、スタッフ全員にお願いします。ありがとうございました」とコメントを発表した。