「大相撲名古屋場所・8日目」(21日、ドルフィンズアリーナ) 東幕下2枚目の大青山(荒汐)が十両嘉陽(中村)を上手投げで破って5連勝とし、秋場所の新十両昇進を大きく手繰り寄せた。相手に中に入られたが、土俵際で体を開いて逆転の右上手投げ。「…

 「大相撲名古屋場所・8日目」(21日、ドルフィンズアリーナ)

 東幕下2枚目の大青山(荒汐)が十両嘉陽(中村)を上手投げで破って5連勝とし、秋場所の新十両昇進を大きく手繰り寄せた。相手に中に入られたが、土俵際で体を開いて逆転の右上手投げ。「途中危なかったけど、何とか勝てたのでよかった」と息をついた。

 関取の座がさらに近づく5勝目。それでも「いろいろ考えないようにしています。まだ(取組が)残っているので、落ち着いて」と自らに言い聞かせた。勝ち越しを決めた前日には、師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)から「おめでとう。まだ残っているから頑張れ」と祝福と激励があった。師匠と同じ中国内モンゴル自治区出身のホープ。幕下優勝も視界に入ってきた。