「高校野球広島大会・4回戦、広島商5-2広島国泰寺」(21日、電光石火きんさいスタジアム三次) 夏の甲子園通算23度の出場と6度の優勝を誇る伝統校の広島商業が劇的なサヨナラ勝利。3年連続ベスト8に進出した。 シード校の国泰寺に対して、初回…

 「高校野球広島大会・4回戦、広島商5-2広島国泰寺」(21日、電光石火きんさいスタジアム三次)

 夏の甲子園通算23度の出場と6度の優勝を誇る伝統校の広島商業が劇的なサヨナラ勝利。3年連続ベスト8に進出した。

 シード校の国泰寺に対して、初回に2点を先制されると、苦しい展開が続いた。六回にようやく追いつくも、再三の好機を生かすことができず。なかなか勝ち越すことができないまま九回に突入すると、1死一、二塁の好機から4番・米田が値千金のサヨナラ3ランを放って試合を決めた。

 荒谷監督は「苦しい展開になったのも、監督の采配が良くなかったから。その分を米田がカバーしてくれた。今日は選手に監督が救われた」と選手たちに感謝。米田は「それまでのチャンスを全部自分がつぶしていた。決めないとダメだなと思って、ランナーを返そうと思って打席に入りました」と振り返った。

 広島商業はセンバツ22度、夏の甲子園23度出場の伝統校。直近では2022年のセンバツに出場していた。昨秋は県大会1回戦で尾道に敗戦。今春は2回戦で崇徳に惜敗していた。OBにはソフトバンク・柳田悠岐などがいる。