パリオリンピック(五輪)でミュンヘン大会以来52年ぶりのメダル獲得を目指すバレーボール男子日本代表が20日(日本時間21日)、合宿先のポーランドで世界ランキング1位の同国と強化試合を行い、3-2(23-25、25-20、25-19、23-2…

パリオリンピック(五輪)でミュンヘン大会以来52年ぶりのメダル獲得を目指すバレーボール男子日本代表が20日(日本時間21日)、合宿先のポーランドで世界ランキング1位の同国と強化試合を行い、3-2(23-25、25-20、25-19、23-25、17-15)のフルセットで勝利した。

先月まで行われ、過去最高位の2位に輝いたネーションズリーグ(VNL)では、古傷の痛みで戦列を途中離脱した高橋藍(22)がスタメンで約1カ月ぶりに実戦復帰。キャプテン石川祐希(28)や西田有志(24)も先発に名を連ね、本番へ順調な調整ぶりをアピールした。

一方でミドルブロッカーの高橋健太郎(29)が、第4セット途中にリバウンドの際に足を滑られて頭部付近を強打。スタッフやブラン監督らが駆けつけ、あおむけの状態で会話を行ったが、自力では立ち上がれず担架で搬送された。五輪直前に心配なアクシデントに見舞われた。

21日に予定されていた同10位のセルビアとの強化試合は、システム障害の影響でセルビアのポーランド入国が遅れたため中止に。日本は22日にパリに移動し、開会式翌日の27日に行われる1次リーグ初戦のドイツ戦へ臨む。