「明治安田J1、町田1-2横浜M」(20日、国立競技場) 横浜Mがキューウェル監督解任後の初戦で首位の町田を2-1で破り、2連勝とした。町田は7試合ぶりの黒星。神戸は名古屋と3-3で引き分けて4位に後退した。2位のG大阪は湘南に0-1で敗…

 「明治安田J1、町田1-2横浜M」(20日、国立競技場)

 横浜Mがキューウェル監督解任後の初戦で首位の町田を2-1で破り、2連勝とした。町田は7試合ぶりの黒星。神戸は名古屋と3-3で引き分けて4位に後退した。2位のG大阪は湘南に0-1で敗れた。鹿島はFC東京に2-1で競り勝って、G大阪と同じ勝ち点44で3位に浮上した。

 町田は後半に攻め続け、1点差に迫ったが、前半の2失点が響き横浜Mに敗戦。キューウェル監督の解任により暫定で指揮を執るハッチンソン監督に初勝利を献上し、6月1日の新潟戦以来、約1カ月半ぶりとなる黒星を喫した。

 パリ五輪日本代表のFW藤尾、累積警告で出場停止のFW呉世勲を欠く中での一戦。黒田監督が「すごく不安材料」と懸念していた悪い予感が当たった。前線でボールをキープできず、相手にボールを奪われて押し込まれる展開が続く。すると前半33分、PKを決められて先制を許した。

 主将のDF昌子が「監督交代直後のチームは強い」と警戒していたが、新体制のもと、リーグ戦巻き返しを図る相手の勢いを止められず。同43分には左サイドを崩されて追加点を奪われた。

 後半にはMF林に代えて、湘南から期限付き移籍で加入したDF杉岡を投入するなどで打開を図ったが、4月3日の神戸戦に続いて、またも国立競技場で勝てず。クラブ史上最多となる4万6401人の観衆の前で首位の強さを見せられなかった。